『小規模企業共済』に入っていて良かった!年代別利用者の声

『小規模企業共済』を利用した方の声を集めてみました。全国であらゆる業種の個人事業主が利用して、将来の安心を獲得しています。

あなたの今の年代に加入した方はどのようなきっかけで加入したのか、そしてどのようなタイミングで廃業を決断して共済金を受け取ったのか。共済金を受け取ったあと、どのようなベネフィットを得ることができたのか、注目してみてください!

【目次】

  • 20代に加入した方の声
  • 30代に加入した方の声
  • 40代に加入した方の声
  • 50代に加入した方の声
  • 60代に加入した方の声
  • 70代に加入した方の声

20代の喫茶業ネット小売業(個人事業主)・翔太さんの声

翔太さんは23歳でカフェを開業しました。大学を卒業してすぐに、地元に自分の夢だった小さなカフェをオープンしました。事業は順調で、毎日多くの常連客が訪れますが、ふと将来のことを考えると不安に駆られます。「このままやっていけるのか?将来のことも考えなきゃいけないよな…」。そんな時に、地元商工会の担当者から「小規模企業共済」の話を聞きました。

「今から老後の準備なんて早すぎるかな?」と最初は思った翔太さん。しかし、担当者はこう言います。「今から少しずつ積み立てれば、将来大きな安心が得られますよ。それに、掛金は全額所得控除になるので、節税にも役立ちます。」これを聞いて翔太さんは月々5,000円から積み立てることにしました。

30年後、翔太さんは53歳になり、順調に経営していました。しかし、30年が経ち、53歳になった時、ふと「この先も体力が持つだろうか?」と考えるようになりました。若い頃は体力に自信があったものの、年齢を重ねるごとに体の疲れを感じることが多くなってきたのです。「今が引き際かもしれない」と、翔太さんは従業員に店を引き継ぎ、カフェの廃業を決断しました。

その時、20代からコツコツと積み立ててきた小規模企業共済の共済金がまとまって受け取れることになりました。退職金のような形で受け取った共済金は、老後の生活資金として心の余裕をもたらし、翔太さんは少し早めのリタイア生活を楽しむことができると思っていました。

しかし、カフェを引退してしばらく経つと、「何かもう一度挑戦したい」という気持ちが湧き上がってきました。カフェ経営を通じて得たコーヒーの知識と、これまで築いてきたネットワークを活かして、インターネットでコーヒー豆の通販サイトを立ち上げることを決意しました。今度は、店舗を構えずに自宅で運営できる事業を考えたのです。

通販サイトの立ち上げにあたり、翔太さんは再び小規模企業共済に加入することにしました。「また事業を始めたのだから、今度も共済で将来に備えておこう」と考え、今回は月々3万円を積み立てることにしました。通販事業はカフェのように体を酷使することなく、自宅で無理なく続けられるため、年金が出る65歳まで頑張るつもりです。

翔太さんは、すでに受け取った共済金で一度目の起業からの廃業後の生活資金を確保し、さらに第二の起業でも将来の備えを着実に準備しています。「共済があったからこそ、安心して再チャレンジできた」と感じる翔太さんは、次の引退の時も共済金が支えてくれることを信じ、日々の通販事業に情熱を注いでいます。

「人生は一度きりじゃない。何度でも挑戦できるんだ」。そう思いながら、翔太さんは今も新しい夢に向かって邁進しています。共済のおかげで、翔太さんの挑戦は常に安心に包まれているのです。

この事例では、若い頃に積み立てた共済金で第一の引退を安心して迎えた後、第二の起業にチャレンジしつつ、再度共済に加入して次のステージに備えるという将来の資金リスクにきちんと対応していることを物語っています。個人事業主としての生活が続く限り、何度でも小規模企業共済は支えになり、人生のさまざまな局面で役立つことがわかります。

30代の美容業(個人事業主)・美咲さんの声

美咲さんは35歳。ネイルサロンを営んでいます。サロンは評判が良く、顧客は順調に増えていますが、日々の経営で忙しく、自分の将来について考える余裕はあまりありません。しかし、税理士に相談した際、「美咲さん、そろそろ将来の資金作りを考えておいたほうが良いですよ。小規模企業共済はどうですか?」と提案されました。

「退職金なんて、自分には縁がないと思っていた」と思った美咲さんでしたが、税理士の説明を聞くうちに興味を持ちます。掛金は全額所得控除になるので、税負担が軽くなるし、もし急にサロンを閉めることになった時も、共済金として資金を受け取ることができると聞いて、安心しました。

それから30年後、美咲さんは65歳で、家族との時間を大切にするため、サロンを閉めることに決めました。その時、共済金を一括で受け取らず、15年の分割で受け取ったことで、65歳からの生活資金が国民年金と小規模企業共済の両方から入ってくることになりました。月当たりの生活資金に余裕が生まれ、家族旅行や趣味に没頭できる生活を手に入れました。「あの時、積み立てて本当に良かった」と、しみじみと感じる美咲さんです。

40代の建設業(個人事業主)・健一さんの

健一さんは45歳。建設業を営んでいます。事業は順調ですが、年齢と共に体の不調を感じることが増えてきました。「自分が引退する時に、ちゃんと生活できるだろうか?」と考えることが多くなり、健一さんは地元の商工会議所で開かれた説明会で「小規模企業共済」の話を聞きました。

「これまで一生懸命働いてきたけど、退職金なんて考えてなかったな…」と思い、早速共済に加入。月々5万円の掛金を積み立てることにしました。節税効果もあるので、毎年の税金も軽減されるし、将来のために備える安心感もあります。

15年後、健一さんは60歳で膝を痛め、引退を決意しました。しかしながら、取引先との関係などあって、なかなか廃業できる環境になく、現場には息子に対応してもらい、健一さんは事務作業をメインにして代表を続けていました。健一さんの思いは、生涯現役で頑張る!という気持ちでした。65歳になった時に、息子から「そう言えば、小規模企業共済どうなってる?」と言われ、確認したところ20年間積み立てされていました。息子が中小機構に聞いて、廃業しないで仕事続けていても共済金が受け取れる資格があると教えてくれました。一旦ここで共済金を受け取って、孫の学費や住宅ローンの返済に少し充てようと思いました。「廃業する時より共済金の額は少なくなるけど、まとまった資金があるのは、本当にありがたい」と感謝しています。共済金を受け取ったあと、まだ個人事業主のままでしたので、再度加入できるよ!と教えてもらい、65歳から死ぬまで加入して、死んだら息子に共済金を受け取ってもらおうかとも思っています。

この事例は、小規模企業共済をフル活用しています。1回目の共済金は自分のために、2回目の共済金は残された家族のために、使う目的を変えていることがポイントです。こんな使い方もあるんです。若くして加入すると、あなたの人生観に合わせて、複数回加入していくと、賢い資産形成が可能となります。

50代の小売業(個人事業主)・正子さんの声

正子さんは乾物店を1人で経営しています。事業は安定していましたが、52歳の時に、事業承継のことが話題になり、そろそろ引退を視野に入れ、後継者探しを始めました。そんな時、友人から「小規模企業共済」の話を聞き、老後資金の準備を真剣に考えるようになりました。

「50代からでも遅くないですよ」と友人に勧められ、正子さんは毎月3万円を積み立てることにしました。節税効果もあり、毎年の税金が減るのはもちろん、もし早めに引退しても共済金が受け取れるという安心感も得られました。

正子さんが57歳の時に、歴史的な豪雨災害により、正子さんのお店が大きな被害に遭い、事業継続が困難となり、やむなく廃業することになりました。小規模企業共済は5年間の契約があったので、共済金を受け取って当座の生活資金としました。いまは何とか事業を一から立ち上げようと周囲の方に手助けしてもらいながら準備を始めています。「50代から始めたけど、こんなことになり、本当に加入していて助かったし、積み立てて本当に良かった」と、緊急の資金として共済金があったこと、それに備えておいたので、災害を乗り越えて再起することができました。

60代の農業(個人事業主)・和夫さんの

和夫さんは61歳で個人事業主として農業を営んでいます。60歳を超えてから体力的な不安が増し、引退を考え始めましたが、まだ老後の資金が十分ではありません。そんな時、農協の担当者から「小規模企業共済」のことを教えてもらい、「今からでも積み立てておいた方が良い」と勧められました。

和夫さんは、60代からの積立で老後資金を少しでも増やすため、月々5万円を積み立てることにしました。掛金は全額所得控除になり、税負担が減ることもありがたかったです。

数年後、75歳で農業を引退した時、共済金を受け取って老後の生活資金に充てることができました。60代からの加入でも、まとまった資金を得られたことで、家計に大きな安心感が生まれました。和夫さんは「60代からでも遅くない」と感じ、共済金で老後の生活を安定させることができました。

70代の自転車販売(個人事業主)・昭夫さんの声

昭夫さんは72歳で個人経営の自転車店をコツコツ地道に営んでいます。長年続けてきた事業ですが、そろそろ引退を考えています。ところが、年金だけでは生活が不安定になるため、どうやって資金を確保するか悩んでいました。

そんな時、地元の商工会で「小規模企業共済」のことを耳にし、加入を検討。70代でも加入でき、将来の廃業時に共済金を受け取ることができると聞いて、昭夫さんは月々7万円の最高額の掛金を積み立てることにしました。

5年後、77歳で引退を決意した昭夫さん。共済金を受け取り、年金と合わせて十分な老後資金を確保できました。「長く事業を続けてきて、最後にこの共済が助けになった」と昭夫さんは語り、ゆったりとした老後を楽しむことができるようになりました。

これらの物語を通じて、各世代の個人事業主が、それぞれのライフステージでどのように小規模企業共済を活用し、老後や廃業時の安心を得ているかが理解できたと思います。若い世代から高齢者まで、共済は幅広い年代に対応し、将来の不安を解消する重要な手段となります。

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